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木彫十二支 おぐら屋

鳥取・岩井から
手仕事のぬくもり
From Tottori/Iwai
Heartwarming handwork





おぐら屋とは
About



200年続く伝統の工房
鳥取で生まれた郷土玩具「木彫十二支」

「おぐら屋」の祖先は木地師で、木を求めて西日本の各地を回っていました。約200年前に小椋佐兵衛が鳥取県鳥取市吉岡に腰を据え、その後山陰最古級と言われる岩井温泉に移住してきました。開業してからは、ろくろを挽いてお盆や茶道具、人形やコマなどを手掛けてきましたが、八代目小椋幸治が考案した「木彫十二支」が鳥取県の伝統工芸品に選ばれ、1986年には九代目の昌雄が鳥取県伝統工芸士に認定されました。












手仕事のぬくもり
Handicraft

  • 木彫十二支とは

    Feature
    「木彫十二支」は、今から約90年前、八代目小椋幸治が考案したもので、ろくろで挽いた胴体や顔などの木製部材を接着し、貝を砕いた胡粉(ごふん)を下地に塗り、泥絵の具で着色します。作業はすべて手仕事、同じものは二つとしてありません。愛らしく、素朴な表情を気に入っていただきお土産や贈答品として全国各地の方々にご購入いただいています。










  • 伝統が生み出す、
    手仕事のぬくもり

    How to make
    人形の材料はエゴノキ。この木を5年間乾燥させ、ろくろを挽いて材料を作ります。胴体や頭、脚や尾などの部材を接着し、貝を砕いた胡粉を下地に塗り、泥絵の具で着色します。作業はすべて手仕事、手にした方の幸せを願って一つ一つ丁寧に作っています。

    八代目小椋幸治の考案したデザイン・色を変えることなく、九代目昌雄(故人)が引き継ぎ現在に至っています。下塗りが済むと、泥絵の具を膠(にかわ)で溶き、絵付けをしていきます。少ないものでも8工程、多いものでは15工程に及びます。

    仕上がった人形は1週間ほど乾かせてから、箱詰めします。小人形、中人形、大人形等は紙箱に、十二支セットは特注の桐箱に一つ一つ丁寧に詰めます。桐箱には、故九代目昌雄の妻・小椋愛子(鳥取県伝統工芸士)が浄書します。
  • 木地師(きじし)とおぐら屋

    Kijishi
    「木地師」は木を伐(き)り、ろくろを使って木工品を作る職人です。小椋家は木地師の家系で、そのルーツは平安時代までさかのぼり、近江の国(現在の滋賀県)の山深い里で始まったろくろの技術を今もなお受け継いでいます。

    「木彫十二支」では木地師が、材料をそれぞれの人形の部材になるように切ったり、削ったり、彫ったり、という作業を行います。その作業を行うのが、長年使用し、手に馴染んだ道具や100年近く使い続けている木の作業台です。部材ができたらそれを手作業で接着し、色塗りをして「木彫十二支」が完成します。

おぐら屋と岩井温泉 About IWAI spa

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おぐら屋と岩井温泉

山陰地方最古級の温泉、岩井温泉街の一角に「おぐら屋」はあります。岩井温泉には〝ゆかむり“という独特の風習があり、以前はそれにちなんだ「ゆかむり人形」も制作していました。歴史ある2軒の温泉旅館もあり、また日帰り温泉「ゆかむり温泉」も楽しむことができます。ぜひ一度お越しください。
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岩井温泉

1300年の歴史を誇る山陰最古級の温泉、岩井温泉には「湯かむり」という頭に手ぬぐいを乗せ、柄杓で湯をかむるという江戸時代から伝わる珍しい風習があります。温泉にお越しになられる際はぜひ手ぬぐいをご準備して温泉を堪能してみてください。
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岩井温泉街

岩井温泉街に入ってすぐの宇治橋から蒲生川の上流を望むと、山間の温泉街の静けさを感じることができます。 今では珍しい木造3階建ての旅館が並び、昔の趣も感じることができます。 岩井温泉街を散策して、時間を忘れてゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

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