重要なお知らせエリアを非表示

木彫十二支 おぐら屋









おぐら屋の歴史




おぐら屋の祖先は木地師で、木を求めて西日本の各地を回っていました。約200年前に小椋佐兵衛が鳥取県鳥取市吉岡に腰を据え、その後山陰最古級と言われる岩井温泉に移住してきました。
「木彫十二支」は、今から約90年前、八代目小椋幸治が考案したもので、ろくろで挽いた胴体や顔などの木製部材を接着し、貝を砕いた胡粉を下地に塗り、泥絵の具で着色します。作業はすべて手仕事、同じものは二つとしてありません。現在は鳥取県伝統工芸士の愛子とともに家族で制作しています。
















轆轤(ろくろ)について




平安時代、近江の国に移り住んだ惟喬(これたか)親王がろくろを考案し、ろくろで木地を挽く技術が編み出されました。おぐら屋には、足挽きの轆轤と電動の轆轤が残っています。先々代の小椋幸治が使っていた足挽きのろくろは全国的にも珍しく、木地師の伝統を伝える貴重なものです。














「十二支」への想い



「日本に古くから伝わる干支を大切にしてほしい」という思いから、8代目小椋幸治が「木彫十二支」を考案しました。1934年に商工省(現在の経済産業省)の工芸展で入選し、その後「辰」と「卯」が記念切手の図案に選ばれました。1978年には、当時の皇太子妃 美智子様が娘の紀宮様へのお土産として購入されたことでさらに広く知られるようになりました。



Access アクセス


〒681-0024
鳥取県岩美郡岩美町大字岩井319
営業時間:9:00〜12:00/13:30〜17:00
電話番号:0857-72-0520
FAX:0857-72-0520
定休日:火・水曜日